個別ガイド402字最終更新 2026-09-29

相模原市の高齢者補聴器購入費助成|上限2万円、65歳以上・非課税世帯が対象【申請前購入は対象外】

相模原市では65歳以上の市民税非課税世帯向けに補聴器購入費を最大2万円助成。申請前購入は対象外のため注意。対象者・申請手順・必要書類を完全解説。

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相模原市では、65歳以上の市民税非課税世帯を対象に、補聴器購入費の助成を行っています。上限2万円、一人一回限りの助成です。

この記事では、助成の対象者・申請手順・注意事項を、相模原市への移住を検討するシニア世帯向けに解説します。

この記事でわかること(状況別ジャンプ)

制度の概要

相模原市の「介護予防促進事業(高齢者補聴器購入費助成)」は、聴力低下により日常生活に支障がある高齢者の社会参加と介護予防を目的とした制度です。

助成額: 上限2万円(一人一回限り)
対象: 65歳以上の市民税非課税世帯
聴力要件: 両耳30デシベル以上の聴力低下(医師の証明が必要)
申請期限: なし(予算の範囲内で先着順)

編集部コメント
補聴器は片耳で20〜50万円かかるケースも多く、2万円という助成額は「焼け石に水」と感じるかもしれません。しかし、市民税非課税世帯(単身で年収155万円以下、夫婦で211万円以下が目安)にとっては、補聴器購入のハードルを下げる貴重な支援です。申請前に購入すると対象外になるため、購入を検討している方は必ず申請手続きを先に行ってください。

対象者と条件

年齢と居住要件

  • 65歳以上
  • 相模原市内に住所があり、現に居住している

相模原市への転入直後でも申請可能です。ただし、転入前の自治体で発行された非課税証明書が必要になる場合があります。

所得要件

市民税非課税世帯(生活保護受給世帯を含む)

市民税非課税の目安(令和6年度):

  • 単身世帯: 年収約155万円以下
  • 夫婦2人世帯: 年収約211万円以下
  • 夫婦+子1人世帯: 年収約271万円以下

※扶養人数や自治体により異なります。詳細は市民税課(042-769-8221)で確認してください。

聴力要件

両耳の聴力が原則30デシベル以上(医師の証明が必要)

30デシベルは「小声の会話が聞き取りにくい」「ささやき声がほとんど聞こえない」レベルです。補聴器店での聴力測定ではなく、医療機関で医師の診断を受ける必要があります。

その他の要件

  • 身体障害者手帳(聴覚障害)を持っていない
    手帳を持っている場合は、障害福祉課の補装具費支給制度(自己負担1割、上限額なし)を利用できます。
  • 本制度による助成を受けたことがない(一人一回限り)
  • 介護予防事業等への参加が可能
  • アンケート回答が可能(補聴器装用後、複数回のアンケートに協力する必要があります)

助成金額と対象範囲

助成金額

上限2万円(一人一回限り)

医療機器認定補聴器本体の購入費と上限額のいずれか低い方を助成します。

例:

  • 補聴器の購入価格が15万円 → 助成額2万円(自己負担13万円)
  • 補聴器の購入価格が1.5万円 → 助成額1.5万円(自己負担0円)

対象となる費用

  • 医療機器認定補聴器本体の購入費のみ

対象外の費用

  • 医療機関受診料
  • 医師意見書作成料(市の一次審査後に必要)
  • 補聴器の調整費用
  • 電池代・メンテナンス費用
  • 集音器・助聴器(医療機器認定されていないもの)

申請の流れと必要書類

申請の流れ(重要:購入前に申請)

1. 地域包括支援センターに相談(任意)
   ↓
2. 申請書を市に提出(郵送または窓口持参)
   ↓
3. 市による一次審査(非課税要件等を確認)
   ↓
4. 医療機関を受診し、医師意見書を作成してもらう
   ↓
5. 医師意見書を市に提出
   ↓
6. 市による二次審査(聴力要件等を確認)
   ↓
7. 助成決定通知が届く ★この時点で初めて購入可能
   ↓
8. 補聴器を購入し、領収書を取得
   ↓
9. 領収書を市に提出
   ↓
10. 助成金が振り込まれる

⚠️ 最重要の注意事項
市の助成決定通知前に補聴器を購入した場合は、助成対象になりません。
「とりあえず買ってから申請しよう」は通用しません。必ず申請 → 決定通知 → 購入の順序を守ってください。

必要書類

第一次審査(申請時)

  1. 介護予防促進事業申請書(市の窓口または市ホームページから入手)
  2. 非課税証明書(相模原市への転入後間もない場合のみ)

第二次審査(一次審査通過後)

  1. 医師意見書(市の一次審査後、医療機関で作成してもらう)

※医師意見書の作成費用は自己負担です(3,000〜5,000円程度が多い)。

助成金請求時(購入後)

  1. 領収書(補聴器購入時に取得)
  2. 振込先口座情報

申請先・窓口

住んでいる地域により、申請先が異なります。郵送または窓口持参で提出してください。

地区担当窓口住所電話番号
緑区(橋本・大沢地区)緑区地域包括ケア推進課緑区西橋本5-3-21 緑区合同庁舎3階042-775-8812
緑区(城山地区)城山保健福祉課緑区久保沢1-3-1 城山総合事務所第1別館1階042-783-8136
緑区(津久井地区)津久井保健福祉課緑区中野633 津久井総合事務所1階042-780-1408
緑区(相模湖地区)相模湖保健福祉課緑区与瀬896 相模湖総合事務所2階042-684-3216
緑区(藤野地区)藤野保健福祉課緑区小渕2000 藤野総合事務所2階042-687-5511
中央区中央区地域包括ケア推進課中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらA館1階042-769-8349
南区南区地域包括ケア推進課南区相模大野6-22-1 南保健福祉センター3階042-701-7704

相模原市の高齢者向け補助金・支援制度

相模原市には、この補聴器購入費助成以外にも、高齢者向けの支援制度があります。

  • 住宅改修費助成(要介護・要支援認定者向け、上限20万円)
  • 緊急通報システム貸与(65歳以上の一人暮らし等、機器無償貸与)
  • 高齢者タクシー券(75歳以上、所得制限あり)
  • 配食サービス(65歳以上の一人暮らし等、1食あたり300円補助)

詳しくは各区の地域包括ケア推進課にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 片耳だけの補聴器でも助成対象になりますか?

A: 医師が「片耳のみの補聴器が必要」と意見書に記載すれば助成対象になります。ただし、聴力要件は「両耳30デシベル以上」のため、両耳とも聴力低下がある必要があります。助成額は上限2万円で、片耳でも両耳でも同額です。

Q2. 既に補聴器を持っていますが、買い替えで助成を受けられますか?

A: 受けられません。この助成は「一人一回限り」です。過去にこの制度で助成を受けたことがある場合、買い替え時には利用できません。初めて補聴器を購入する方のみが対象です。

Q3. 申請から助成金振込までどれくらいかかりますか?

A: 市の一次審査・医師意見書作成・二次審査・購入・請求を合わせると、通常1〜3ヶ月程度かかります。医師意見書の作成に時間がかかる場合や、補聴器の納品に時間がかかる場合はさらに長くなります。余裕を持って申請してください。

Q4. 補聴器の種類(耳かけ型・耳穴型等)に制限はありますか?

A: 医療機器認定を受けた補聴器であれば、種類(耳かけ型・耳穴型・ポケット型等)に制限はありません。ただし、集音器や助聴器(医療機器認定されていないもの)は対象外です。購入前に販売店に「医療機器認定補聴器か」を確認してください。

Q5. 相模原市に転入したばかりですが、申請できますか?

A: できます。ただし、相模原市での市民税課税状況がまだ確定していない場合、転入前の自治体で発行された非課税証明書が必要です。転入後すぐに申請する場合は、前住所地の市区町村で非課税証明書を取得してから申請してください。

今日やること(アクションプラン)

この助成を利用するために、今日から始められることをまとめました。

ステップ1: 対象者か確認する(所要時間: 10分)

  • 年齢は65歳以上か?
  • 市民税非課税世帯か?(不明な場合は市民税課 042-769-8221 に電話)
  • 身体障害者手帳(聴覚障害)を持っていないか?
  • 小声の会話が聞き取りにくいなど、聴力低下を自覚しているか?

ステップ2: 医療機関を受診する(所要時間: 半日〜1日)

補聴器店ではなく、耳鼻咽喉科のある医療機関を受診してください。聴力検査を受け、「補聴器が必要」という診断を受けることが申請の前提になります。

この時点では医師意見書は不要です(市の一次審査後に再度受診して作成してもらいます)。

ステップ3: 申請書を提出する(所要時間: 30分)

  1. 市ホームページから「介護予防促進事業申請書」をダウンロード
  2. 必要事項を記入
  3. 住んでいる地区の窓口に郵送または持参

転入後間もない場合は、非課税証明書も添付してください。

ステップ4: 市の一次審査を待つ(所要時間: 2〜4週間)

市から連絡が来るまで待ちます。一次審査に通過すると、医師意見書を作成してもらうよう指示があります。

ステップ5: 医師意見書を作成してもらう(所要時間: 半日〜1日)

再度医療機関を受診し、市から指定された様式の医師意見書を作成してもらいます。作成費用は自己負担(3,000〜5,000円程度)です。

ステップ6: 助成決定通知を待つ(所要時間: 2〜4週間)

市の二次審査に通過すると、助成決定通知が届きます。この通知が届いてから初めて補聴器を購入してください。

ステップ7: 補聴器を購入し、領収書を提出する(所要時間: 半日〜数週間)

補聴器販売店で購入し、領収書を取得してください。領収書には以下が明記されている必要があります:

  • 購入者氏名
  • 購入日
  • 「医療機器認定補聴器」の記載
  • 金額

領収書を市に提出すると、後日助成金が振り込まれます。


まとめ

相模原市の高齢者補聴器購入費助成は、上限2万円と決して大きな金額ではありませんが、市民税非課税世帯にとっては補聴器購入のハードルを下げる貴重な支援です。

**最も重要な注意事項は「助成決定通知前に購入すると対象外」**という点です。補聴器の購入を検討している方は、必ず申請手続きを先に行ってください。

相模原市への移住を検討するシニア世帯にとって、この助成制度は「暮らしやすさ」を支える制度の一つです。聴力低下により社会参加が減ってしまう前に、ぜひ活用してください。

申請・問い合わせ先: お住まいの地区の地域包括ケア推進課または保健福祉課(窓口一覧を参照)


出典:

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